2015年06月03日scene8:わかるようになるまで

 

隼斗「さて、会議はじめまーーーす」

翼「…なんで?」

隼斗「なんで?じゃねーだろ、次のライブの打ち合わせするぞー、って言ってあった

だろ?」

翼「だから。なんで僕の部屋なのかって聞いてる」

悠司「あー、ほんとは俺の部屋の予定だったんだが、今日に限ってエアコンの業者来

ててな」

隼斗「代打、翼!」

翼「やだし」

隼斗「まぁ、そう言わず♥おやつも買ってきたし」

翼「・・・」

悠司「ありがとな」

隼斗「・・・え!?」

悠司「ん?部屋使う許可が下りたぞ」

隼斗「え!?今ので!?」

悠司「翼はあんまりしゃべらないから、わかりづらいよな」

隼斗「いや、だって、今なんにも言ってなくね…?」

翼「さっさと始めて」

隼斗「お、おぉ…。俺も腹話術覚えるわ…」

悠司「お前にそんな芸はいらないだろう」

隼斗「え?だって、翼が何言ってるか聞きたいし…」

悠司「…読唇術か?でもたぶん、そういう類ではないと思うんだが…」

翼「だから、早く」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

翼「・・・・」

隼斗「…おい、悠司、通訳しろよ」

悠司「え、何をだ?」

隼斗「だって、翼、何も言ってねーぞ」

悠司「そうだな、今は何も言ってないぞ」

隼斗「マジかよ!うおーーー、わかんねー…!」

翼「…ねぇ」

隼斗「!!お、おぉ、なんだ!?」

翼「声おおきい。あと、ここの曲順、入れ替えて、つなぎアレンジ入れたら?」

悠司「あー、なるほどな。で、そのあとにMCか…」

隼斗「この曲なら、つなぎやすいもんな。さっすが!」

 

翼「・・・・・」

ポリポリポリ…

SS8


隼斗「お前ずっと、それ食ってんな。好きだったっけ?」

翼「ふつう」

隼斗「…好きなんだな?」

翼「…ふつう」

悠司「隼斗もわかるようになったな(笑)」

隼斗「はっはっは!ま、俺様レベルになると余裕だな!」

翼「叩きたい」

隼斗「えっ!?!?」

翼「ちがう」

悠司「主語が抜けたんだな」

隼斗「ど、どういうことだ…?」

悠司「『ドラムを』だろ」

翼「・・・」

隼斗「そういうことか!はは、俺も!ライブの話なんかしてると、うずうずしてきた!」

悠司「スタジオ、連絡取ってみる」

翼「・・・うん」

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